世界最大の医療機器展示会”MEDICA”開催! 必見のフォーラムの内容とは?

世界最大の医療機器展示会”MEDICA”開催! 必見のフォーラムの内容とは?

世界最大の医療機器展示会”MEDICA”開催! 必見のフォーラムの内容とは?

Photo: Johann H. Addicks

 

11月16日から19日にかけて、ドイツのデュッセルドルフにおいて医療機器の商談会、”MEDICA“が開催されます。

 

MEDICAは、医療機器の展示会としては世界最大の規模。昨年は世界120カ国から13万人を集め、出展者は同時開催する展示会COMPAMEDも合わせれば5,000社を超えます。60%はEU内からの来場者ですが、20%程度はアジアからの来場者であり、日本企業も数多く出展しています(2014年の開催レポートはこちら – About MEDICA )。展示会の詳細は日本語でも提供されているので、興味のある人は以下をご参照ください。

https://medica.messe-dus.co.jp/home/

 

しかし、このイベントの醍醐味は、展示会場ではなく、フォーラムにあります。この記事では、そのフォーラムについて紹介したいと思います。

 

* * *

 

MEDICAのフォーラムは以下の7つ。

上から順に見ていきましょう。

 

その名の通り、ITを活用したヘルスケアについてのフォーラム。単にITと言っても、トピックは広く、 モバイルやウェアラブル機器を活用した健康管理(Mobile Health)、ビッグデータ活用(Big Data)、通信環境の整備(Connectivity)、3Dプリンタの活用(3D printing)、遠隔診療(telemedicine)、先端医療技術(MedTech)など多岐にわたります。

しかし、より注目すべきはこの中で開催される”eHealth Venture Summit 2015“でしょう。ITと医療技術を掛けあわせたスタートアップが自らのイノベーションをピッチし、アワードを決めます。ゲストの顔ぶれも豪華。

パネルディスカッションでは、
ICT: Florence Gaudry-Perkins (Alcatel-Lucent)
Insurance: Milan Kingreen (Allianz)
Medical Technology: Dr. Florian Frensch (Philips)
Medical service providers: Prof. Kribben (University Clinic Essen)
Emergency services: Dr. Alexander Kirstein (Falck Gard)
Medical Association: Prof. Klaus-Michael Braumann (President of the German Association for Sport Medicine and Prevention)
という面々が壇上に上がり、講演では
Investment, M&A and legal developments in eHealth throughout 2015 (Dr. Andreas Keck, Justus Wolff, Julia Ruehle and David Hubert)
Creating real behaviour change with digital health (Prof. Dr. Talya Miron-shatz)
というゲストとテーマでのプレゼンテーション。どのような議論や情報があるのか、とても気になります。

 

こちらは、最近のホットトピックを網羅するようなフォーラム。5つのトピックでディスカッションが行われます。

Wearable Technologies in Healthcare – ヘルスケアにおけるウェアラブル機器の活用。最新のウェアラブル機器とそのヘルスケア分野における応用が紹介されます。このセッションは二回に分けて開催されます。

Connected Healthcare Systems – スマート医療システム。従来それぞれが独立した機器として導入されていた医療機械を接続し、相互に通信できるようにすることで医療システムをスマート化するという概念が、このConnected Healthcare Systemsです。そのまま「コネクテッド・ヘルスケア・システム」と言ったほうがいいかもしれない。

Telehealth and Robotics in Healthcare – 遠隔医療とロボット医療。これも非常に興味深いトピックです。前半が遠隔医療、後半がロボット医療についてのセッション。ロボット医療のセッションでは、実際に難病の子供がロボット医療技術を活用してクラスに参加できるようになった事例を紹介するとのこと。

Mobile Apps and Mobile Health – スマートフォンなどを活用した医療技術。この中で開催される”MEDICA App COMPETITION“では、革新的なスマホアプリ10個の中から、ナンバーワンを決定するピッチコンテストが行われます。

Internet of Things in Healthcare – 医療技術におけるIoT。キャッチーなネタですが、ConnectivityやWearable、Telehealthなどこのフォーラム全体を包括するような切り口であり、フォーラムの最後のテーマとなっています。

 

こちらは、ドイツのハイテク産業企業連合体のSPECTARISと電機メーカーなどの企業連合体ZVEIが、最新技術と政策・制度や標準化の動向についてさまざまな発表を行うフォーラム。より実務的なメリットがありそうです。

 

ドイツの大手保険会社TK(Techniker Krankenkasse)によって提供されるフォーラム。ドイツ語オンリーとのことで、内容をざっとみると総論的なものが多い印象。

 

Wound care = 創傷治療。ドイツの国立創傷治療研究所(Deutsche Institut für Wundheilung)が創傷治療をイロハからレクチャーしてくれるフォーラム。

 

最後の二つは同時開催のCOMPAMEDのフォーラム。一つ目は、ナノテク企業のコンソーシアムであるIVAMが提供するフォーラム。二つ目は、Vogel Business Mediaがドイツ語とフランス語で提供するWebマガジンDeviceMedのフォーラムです。

 

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フォーラムだけでも非常に充実した内容をもつMEDICA。関心がわくようなフォーラムがありましたか? ぜひ参加して、世界最先端のトレンドに触れたいですね! 日本でも、同様のイベントがあれば、改めてご案内したいと思います。

 

Schriftsteller: げ

 

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