“透明な”ベニヤ板、あるんです。

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“透明な”ベニヤ板、あるんです。

こんばんは、みゆです。

学生のみなさん、4/23(土)・4/24(日)はLIPの新歓ですよーー!

詳しくは前回の投稿をチェック!

興味のある方は足を運んでみてくださいね。LIPは面白いことしかやっていないので、メンバーが増えるといいな。

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それでは、今日はバイオ素材の小話を。

タイトルにもあった、「透明なベニヤ板」ってどういうことなんでしょうね。

Biomacromolecules誌によると、植物細胞中に存在している「リグニン」という細胞壁の部分を除去すると木材は白色になるそうです。

 

私たちが見ていた茶色の木材は細胞壁の色だったんですね!

 

リグニンは植物細胞の3割程度を占めていますが、植物の成長に伴って主に水分や栄養分の輸送管となる道管・師管で生成されます。論文によるとこのリグニン、光を80%~95%も吸収する性質を持っているようです。

言われてみれば、黒は光を吸収すると小学校で習いましたが、木の表面も茶色なので光をたくさん吸収するのは間違いないですね。

 

そして、リグニンを除去することで、半透明状態の木材が完成します。光の透過率85%のベニヤ板がこちら!

スクリーンショット 2016-04-17 21.54.28

(写真はhttp://wired.jp/2016/04/01/transparent-wood/から引用)

 半透明状態なので、少しもやがかかっているような見た目ですね。(論文によれば、このベニヤ板の半透明度は71%らしいです。)

でも、白色で印刷された文字がしっかり見えるようになっています!!

これだけでも十分面白いのですが、実際どんな場面で役立つことが期待されているのでしょうか。

「透明」なベニヤ板の主な活躍場所は、建造物。

ある研究者は、住宅をはじめとした建造物が消費エネルギーの約4割を占めていることを問題視していました。

そこで、建造物そのものの透明度を上げれば外から太陽光をより多く取り入れられる。建造物に多く用いられている木材を、透明なベニヤ板に替えれば、結果としてエネルギー消費量を抑えられるというわけです。

たしかに、冬場は太陽光をたくさん取り入れられるなら無駄に暖房を使用しなくてもよくなりそうな気はします。

でも、木材の透明度が上がったところで塗装をしてしまったら意味がないのでは…と勝手に考えています。

しかも、透明度が上がるということは外から丸見えになってしまう可能性もありますね(笑)住宅よりは、美術館やショッピングモールなどの公共の場の方がこのベニヤ板を取り入れられそうです。

自然エネルギーが有り余っているのにもかかわらず、ついつい人工エネルギーに頼って生活してしまいがちです。便利な床暖房や室内照明は、買った人工エネルギーですね。

透明なベニヤ板を上手に利用すれば地球温暖化の抑止に繋がるので、ぜひ普及してほしいバイオ素材だなと思っています。

Writer : みゆ

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