皮脂だけじゃない!つらいフケの原因はこれだ!!

皮脂だけじゃない!つらいフケの原因はこれだ!!

皮脂だけじゃない!つらいフケの原因はこれだ!!

こんにちは。みゆです。

今日は本当に暑い。暑すぎましたね。気温は28度まで上がったそうですが、みなさん暑さ対策は大丈夫でしょうか。
かくいうわたしは外出先で何軒もカフェに立ち寄り、何かしらの水分を摂った1日でした。できるだけ日陰にいたかったですが、抜群の晴天のおかげでひなたばかりでしたし、日射しも弱まることはなくわたしたちを容赦なくいじめてきてくれました。太陽さんありがとうございました。

この季節になってくると、制汗剤やニオイ対策、爽快感のあるシャンプーなど、「清潔さ」を意識させてくれる様々な広告が増えてきています。

夏に限らず、清潔さを意識して生活することは自分だけでなく他人に不快感を与えないという意味でも大切だと思います。満員電車で隣に加齢臭をプンプンさせて肩にフケをたくさん落としている人がいたらちょっと嫌だなあと思いませんか?せっかく素敵なスーツを着ているのに勿体ないなぁと思ってしまいます。

世の紳士の方向けに様々なニオイ対策グッズや頭皮の皮脂を除去するシャンプーが販売されていますが、今日はフケに関する新たな知見が出たのでご紹介しますね!^^

『頭皮に存在する細菌類のバランスがフケの量に影響を与える』

こんな趣旨の論文が1週間ほど前に科学雑誌Natureから発表されました。

この論文の筆者は、何を思ったか頭皮の菌類や細菌類のバランスを調べています。いや、正確には、フケに関わる要因について既に知見があるけれど、頭皮の細菌叢との関係は明らかにされていないので彼らの研究で明らかにしたということですね。

フケに関わる他の要因として
宿主の年齢、宿主の生理的状態(皮脂量や水分量など)、頭皮の部位が挙げられています。

確かに、皆さんもご存知の通り皮脂量がフケの量に影響を及ぼしていることは間違いないのですがその主な原因はご存じでしょうか………??

頭皮の乾燥?

それも原因の1つですね。本論文で年齢に応じた皮脂量や皮脂の水分量についても言及されており、20-39歳までの方が40-59歳のカテゴリと比較して皮脂量は多いがフケは少ないという結果が出ています。

ですが、さらに原因を遡ることができます。

何でしょうか????

答えは……………    細菌種です。

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筆者らは、宿主の頭皮に存在する菌類と細菌類についてフケの量との関係を調査しました。
菌類とは、キノコやカビが有名ですね。ここでは「マラセチア」というカビの一種について詳細に調査されています。マラセチアは、アトピー性皮膚炎を引き起こすことでよく知られており、フケの原因の1つであるとされています。

細菌類で有名なのは、大腸菌ですね。単細胞生物で、構造は単純です。
細菌類については、どのような種類が頭皮に存在しているのか、というところから調べられています。通常状態のヒトと、フケ症状が重いヒトとでは細菌の種類や存在割合が大きく異なっており、特にプロピオン酸菌 (Proteobacterium) とブドウ球菌 (Staphylococcus) が頭皮に多く含まれていました。

ただ、菌類と細菌類について調査した結果、細菌類の方がよりフケの量に関係していることが分かりました。

フケ症状重症患者の頭皮にはプロピオン酸菌が少なく、ブドウ球菌が多いという特徴が本論文で明らかになっています。これらの細菌種は相互に阻害作用を持っており、一方の量が増加するともう片方は減少するそうです。

そこで、筆者らは、上記のプロピオン酸菌とブドウ球菌に関して、フケとの関係を以下のように考察しています。

「プロピオン酸菌は頭皮の皮脂を栄養分として生育しており、多めの水分量がそれの生育環境に必要である。
ただし、フケ重症患者においては頭皮の皮脂が少ないためプロピオン酸菌が減少することに伴い、ブドウ球菌が増加してしまう。」

論文の最後には、これらの細菌種の存在量を調節してあげることが、重症なフケの根本的な原因を解決する糸口になる、と締めくくられています。

この結果は性別関係なく当てはまるそうですよ。

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「清潔さ」が日本ではよく意識されているため、頭皮を洗いすぎたりすると適切量の皮脂まで除去されてしまうので細菌類のバランスが崩れてしまうのかもしれません。

清潔でいたいがゆえにしていることが、実はフケを助長させる原因になっていたら……ショックですよね。

なにごともやりすぎることなく、適度に行うことを心に留めて今年も清潔な夏を過ごしましょう!!!もし周囲でフケに悩んでいる方がいらしたら、この話をしてみてくださいね。^^

今回紹介した論文はこちら

Writer:みゆ

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